ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

京都ワーキングサバイバー ゼンタングルワークショップ

NPO団体 京都ワーキングサバイバーさんで、ゼンタングルワークショップを開催いただきました。 

https://www.kyoto-working.com/

会場はガン封じの因幡堂です。 

http://inabado.jp/

 

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13人のご参加を頂き、私のタイル2枚を加えて大きなモザイクができました!

患者さん、サバイバーさん、運営の方、京都薬科大学の院生さん。みんな一緒に、ゼンタングルを楽しみました。

ゼンタングルという言葉も初めて、もちろん描くのも初めての方がほとんどです。

 

途中から、どんどんそれぞれの集中の中に入られて、ご自身のアイデア、工夫を楽しんでおられました。

 

終了後、おしゃべりの時間があり、その後参加者の皆さんからのご感想をお聞きする事ができました。

「同じリードで描いて、みんなそれぞれ違うものが生まれるのがとても面白かった」

「今、仕事のことが大変で頭がいっぱいな状態だったけれど、描いたらスッキリしました」

「こうしなけれぼならない と、考えるのが普通になっていたけれど、こういう描き方もあるんだ、と新しい物を知ることができました。」

「初めてやってみて、集中できました」 

など、たくさんの嬉しいご感想をいただきました。

ガンを患って、不安だったり心細かったり、色んな思いを、ここでなら話す事ができる。というワーキングサバイバーさんの活動に対する感謝の声もたくさん聞く事ができました。

素晴らしい活動をされてるこんな場で、ゼンタングルを楽しんで頂くことができて、本当に嬉しい事です。

薬科大学の院生さんは、リレーフォーライフという活動を通して、この会の方と繋がりができたそうです。お若い学生さんが、こういう場で患者さん、サバイバーさんと直に話す機会を持たれることも、とても意義深いと思いました。

 

患者さん、サバイバーさん、運営の方。言葉なしで、みんな同じゼンタングルを体験して。

それぞれ、一人一人が心をこめて描いたものが繋がって大きなモザイクができた時、

みんな一緒、みんな支え合って世界ができていく、そんな感じがしました。感動しました。

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このメンバーの描いた、このタイルが並ぶのは今夜だけです。一期一会、モザイクを作るときはいつもそう思います。

組み替えると、無限の表情を見せるモザイクです。今日誰かが

「何通りできるんか、計算してみて?」

「膨大やわ」

みたいな会話をされてました。

ゼンタングルの色々な面白い面を、堪能していただきました。

 

今日のワークショップ、素晴らしかったです!

CZTになって、本当に良かったと思いました。

ワーキングサバイバーのみなさん、ご参加くださったみなさん。ありがとうございました。