リハビリ科ワークショップ
1ヶ月に1度、滋賀県立総合病院リハビリ科のよかサロンで、ゼンタングルワークショップを開いています。
今回は、お見舞いの方も含めて10人のご参加でした。うち7人は高齢の方々。
今回のワークショップが終わってから、介護士さんとお話しさせてもらいました。
このサロンでは、この時間を楽しんでもらうのが一番の目標です。
リハビリ科には様々な患者さんがいらっしゃいます。多くは年配の方です。脳にダメージをおった方もおられます。
レクレーションの時間に求められるのは できた!という達成感や、楽しかった!という満足感。「難しい」と感じられると次回から参加を控えてしまう、との事。
毎回 単純なタングル(模様)を選んで提案していますが、それでも理解しにくい場面もあるようで、工夫が必要だな、と思いました。
自由に描き変えて良いのがゼンタングルの面白さでもあります。が、
「こうしても良いし、ああしても良いし、自由にしてください」と言われると、かえって 不自由になる、という事もあるようで、
逆に「こう描いてみましょう」と、見本を示す方が、のびのび楽しんで描いていただけて、結果的にはそれぞれの方のオリジナルな雰囲気に仕上がる、という逆説的な事が起きます。
相手に沿って、その方に一番ゼンタングルを楽しんでもらえる方法を その都度考えていきたいと思います。
ついつい、自分のリードのやり方、という枠にはまり込んでしまいがちですが、ゼンタングルは多様性があるので、こちらの頭も柔軟に。
リハビリ科のワークショップで難しいのは、お若くて整形科の(例えば足の骨折などで)の患者さん、もいらっしゃる。という事。これは今後の課題、、かな。
単純なパターンでも、モノタングルでも楽しいので、そこの面白さを伝えられると良いですね、、、
長い入院生活のちょっとした楽しみになります様に。このひととき、集中を楽しんでもらえますように。来月も行きます。