PP12 最終日MI2, ケープをまとったムーカ
ゼンタングル プロジェクトパック12 今日は最終日、マリアさんのリードで、MI2 ミーツー, mooka ムーカ, therefore ゼアフォー それに、フリルみたいな cape ケーピングとリックさんがおっしゃってました。
MI2はMimi Lempartさんが考案されたタングルです。もともとのデザインではカーブの繰り返しが格子状に並んで、編み込み模様のようになりますが、今日マリアさんはそれを1列だけ取り上げてアレンジされました。
マリアさんが、MI2を初めて見た時、それはとても重要な瞬間だった。とおっしゃいました。とてもシンプルな書き方で魔法のように不思議な模様が描ける。最初はただCカーブを繰り返して重ねて描くだけです。ここは黒ペンで。
茶ペンに持ち替えて、今描いたCの外側をオーラします。端っこはクルンと包む形になります。
そこから、繋がるようにムーカを生やす。のが今日の提案。そしてムーカにケープを着せます。
「15回くらい見てね」とマリアさん。描き始める前に、動画をしっかり観察してね。とおっしゃいました。
ひらひらしたカーブをムーカの頭から根元に向かって描きます。短い線を入れるとフリルのようになります。「よく見てね」と。動画を見てもらう方が早いです。
子供の頃、漫画の中でお姫様が着ているひらひらのフリルを描きたくて、何度も練習しました。それと全く同じ書き方です。
元のCカーブにオーラを。
茶色のチャコールでフリルを塗ります。
鉛筆でCの内側に強くシェーディング 。白チャコでオーラにハイライト。この組み合わせで本当に深く組み合わさった何か、のように見えます。
書き順に沿って描き続けます。「途中なので、値打ちを判断しないでください」とリックさんがおっしゃいます。アパートメントの壁を自分で塗ってみて、途中で ひどい! と思っても乾いたら結構よく見えるモノです。と。(マリアさんの書き方は途中でも十分美しいと私は思いますが)
尖らせた白チャコールでバックを塗ります。サッピツで馴染ませると漆喰の壁のような風合いが生まれました。茶のチャコールや鉛筆を使ってあちこちに手を入れます。
画家のスケッチブックのようだね。とリックさん。
金はオーラに。
マリアさんは最後にthereforeゼアフォーというタングルを散らしました。これは、小さな丸い点を三角形に並べた記号です。数学の証明問題の時に「故に」という意味で使いましたね。あれです。thereforeというのは「故に」という意味です。
これは小さな単純な記号ですが、うんと古い絵画や壁画の中にも使われています。空間が空いているので何か入れたいけど、描いたことで意味を持ちそうな模様は入れたくない、、、ような時に、とても役立ちます。
バランスを見て、一つだけの点を足すのも良いです。
私は、真っ直ぐにCカーブを配列する、という最初の段階で「難しい、、」と思ってしまい、なのでカーブした配列にしました。結果的に分割する空間に大小ができ、動きのある画面になったと思います。自画自賛、大事です(^.^)
12日間、楽しかったですね!プロジェクトパックでは、いつも改めてゼンタングルの素晴らしさを再認識させてくれるお話や、描くときの注意や、励ましを教えてくださいます。
世界中のタングラーと同じテーマで作品を描いて、SNSで交流できるのも楽しいです。
今日はもう1本、まとめ動画が配信されました。
美しい作品がたくさん並んで、大満足です。
新しい道具、金のガッシュや、筆、茶色のチャコールで色々新しい冒険をしてみてくださいね。でも、基本のドット、ボーダーでスタートするゼンタングルも大事にしてくださいね。
繰り返して動画を見て、別のペンや別の紙に書くのを楽しんでくださいね。と、帰省した家族がまた自分の場所に帰っていくときの両親のように、声をかけてくださってます。
動画はいつでもzentangle.comのショッピングのproject pack のところで探すことができます。もちろんyoutubeでも。