ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

pp12、11日目ドローウィングス

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ゼンタングル プロジェクトパック12、11日目はリックさんのリードで、ドローウィングスでした。コントラストとシェーディングの研究。

リックさんは、ひとつだけ、ドローウィングスを丁寧に丁寧に仕上げられました。

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ゼンダラの、真ん中から少し外れた所に黒い丸を。これがドローウィングスの中心になります。真ん中を少し外すことで、後で描くSカーブに長短が生まれて生き生きとしたドローウィングスができます。

Sカーブを。1本mwはリックさんが指を添えて「このくらい」と。タイルを回して、リックさんは5本描かれました。

隣のSの3分の2くらいの長さのところを目指して、弧をつないで行きます。食パンマンの頭みたいな形。雲見たいな。これを全部のSの端から描きます。

次に、take off and land滑らかに離着陸する描き方で一つ一つの山から中心に向かって線を描きたしますが、真ん中まで届かないで途中で止めます。羽がイメージの元です。

 

リックさんが半分にのこぎりで切った茶チャコールで、色をつけていかれます。全部の2枚目から。優しくサッピツで伸ばします。

次に白チャコールで。元のSカーブに沿って。白と茶を隣り合わせに使います。コントラストを楽しんで。線のこちらは白、向こうは茶。これで陰影を表現します。

茶で羽の縁を。道具を行ったり来たり、何度も取替えながらイメージを形にしていきます。

更に鉛筆で影色を入れて、これでもう一段コントラストができました。

ペンで書き起こすことで、ハッキリくっきりしたイメージになります。

全部が、パターン、模様の一部です。多分、人によって同じペンワークを見て抱くイメージは違うので、いろんなシェーディングの可能性があります。

 

金を塗ったら、しばらく乾かしてから次の作業に。

リックさんは「コーナーに鉛筆を入れて、それをサッピツで伸ばしてみる」を試されました。良い感じなので、全体に同じことをします。

マリアさんが「何かを決めたいとき、腕の長さに離して見ると良いです。有名な絵描きさんのように。そうやってみることをためらわないで。1日の中でとても大事なことを分析しているのですから。それは、あなたなんです!」と。

ゼンタングルを描いている時、皆さん創造性のドアを開けてタイルに向かっています。その時みんなアーティストです。真剣に、分析してくださいね。

 

最後に、リックさんはタイルの縁に茶チャコールと鉛筆で汚しをかけられました。「子供の頃、宝の地図を作るのに、こんな風にしてた。」と、楽しそうに話しておられます。創造的な遊び。地図、面白いですね。

 

私は「コントラスト」という言葉に反応して、いくつかのドローウィングスを描いて、別々の表現で仕上げました。モノタングルにするつもりでしたが、縁にドゥーダを描きました。

明日は最終日です!