プロジェクトパック12始まりました
ゼンタングル®︎プロジェクトパック12動画 配信始まりました。
プロジェクトパックは、ゼンタングル本部のイベントです。お道具セットが本部から販売されます。誰でも見ることのできるYoutube動画配信で描き方を学んで描きます。手持ちのお道具で描いても大丈夫。
毎回異なるテーマで組まれていて、今回はルネッサンスがテーマです。
今日は2本の動画が。
1本目は紹介動画。白と黒が基本のゼンタングルに、ルネッサンスタイルが登場したのはルネサンスの巨匠たちの素描がお手本になりました。黒と白の簡単な材料で茶色の紙に描かれた美しい素描。
chiaroscuroキアロスクロ という言葉が紹介されました。明と暗、光と影。茶色の紙には鉛筆の影だけでなく、白チャコで光も表現できます。明暗のグラデーションの幅がグッと広がって豪華な画面を作ることができます。
たくさんの茶タイルの作例が紹介されます。
リックさんが「模写(コピー)するんじゃなくて、学んで自分の形に変えてくださいね。」とおっしゃってます。色々な方から、あるいは動画から、インスピレーションをもらって、そこから自分自身のものを作る。「それを見せてもらうのを楽しみにしています。」
" Just trust the process." プロセスを信じて描いてね。
day1の動画。マリアさんが新しいタングルを紹介してくださいます。
丸を鉛筆で。早速中にBronx Spear(s) ブロンクススピアーを描きます。
まずちょっと曲がった線を描きます。ここに丸を並べます。下の方から順々に小さくなる感じに。先のほうは見えなくなるくらい小さな丸にします。
4列くらい繰り返します。ブロンクスチアーを細長くした様な形。中華料理に入ってるヤングコーンに似てる。とリックさん。なるほど。
ブロンクスチアと違って茎はしっかり描いて、太くします。上の重さを支えられる様に。
丸を塗りつぶすのは根気が入りますが「細部を描いていくと集中しますね。」とマリアさん。
動画は繰り返しのところは短く編集されているので、必要に応じて停止しながら描きましょう。
この新タングルは、ブロンクスチアと同様「失敗してしまったところを隠す」のにも使えます。
ルネッサンスの画家たちは灰色や茶色の紙に白チョークと黒(または茶色のインク)でとても美しい作品を残しました。茶色の紙はマリアさんの ”go to" お得意の用紙ですが 「この紙に描いていると、ルネッサンスの作家たちを身近に、同じ様な仕事をしていると感じられる。」
とのことです。
私も今、江戸時代の絵師たちにインスパイアされた絵を描いています。マリアさんの言葉、すごく「うんうん!」と思いました。
ブロンクススピアーが描けたら、丸の中に茶ペンで背景になる線を描きます。
少しづつ幅が広くなる様曲線を。
中に丸を並べます。真ん中あたりの列から書き始め、下に行くにつれて丸が小さくなる様に。下まで描いたら今度は真ん中あたりから上の列にだんだん大きくなる様に描きます。
次は茶ペンでオーラ。「コンパスで書いた様な正確な円でなくて良いです。」
リックさんから「ワビ、サビ」の言葉も出ました。磨いてない、自然の石の美しさを愛でる様に、完璧な円でない線を愛でる。みたいな。
外にできた枠の中に二重の線を。これは放射状になる様に。常にタイルを回して自分と、描く場所と、中心が真っ直ぐ揃う様にすると中心に向かった線が引けます。
マリアさんは自然にペンへの力を入れたり抜いたりされて、線に美しい強弱の味わいが。
うっとりします。何も難しいことをしていない(様に見える)、線を引いているだけなのに。
二重線にさらに個性を。ちょっとラウンディングしたり、短い線を入れたり。ディテールをしっかり。その上にキノコみたいな蓋をして、線を描いて、、、どんどん新しい模様ができていきます。
リックさんが解説「マリアは予定してたわけじゃなくて、インスピレーション(こうしようかな?)が来たら、やって見て、(良いじゃない!)てなって繰り返してる。繰り返せばパターンになる。」そうですね。繰り返しはゼンタングルの重要な要素です。繰り返すと揃った美しい模様に見えてきます。
さて、シェーディング。茶のチャコールも使います。これ、良いです。ずっと鉛筆のシェーディングのグレーがちょっと緑っぽい色味に感じて、しっくりこないなあと思って茶色の色鉛筆で色味を足していたので。今度からこれが使える!
白のジェリーロールを使うとすごく美しいですね。
金色のガッシュ。小分けにしてあります。乾いているので水分を足して。
今朝は起きてすぐ動画を見ました。ワビサビかぁ、、、と、日本風に扇面型に窓を作って描いてみました。楽しい!ちっともワビでもサビでもなく、キラキラしてますが。