ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ゼンタングルプロジェクトパック07 10日目

10日目、モリーさんの大きなブロンクスチアーです。

https://youtu.be/XD5q-c3u_tM

グレーのスクエアタイルを使います。

ブルーブラックのファインで、タイル中ほどまで線を描いて、細いオーラ。これが茎になります。その先に実を描いていきます。真ん中の丸を描いて、まわりに押しつぶしたような丸を、そとがわにいくにつれて半円みたいに。こうすると球の感じがでます。

いつも小さく描かれることが多いブロンクスチアーですが、今日は主役で大きく描かれます。大きいので、球の感じを意識して描く方が良いですね。

実が描けたら、葉っぱに当たる部分を。フラックスの涙の雫形で。葉っぱみたいに並べた先に「ムーカのように」先を丸めた形を描かれました。リックさんのフラックスとマリアさんのフラックスが両方入ってるみたいな感じですね。

フラックスを大きく描いていくのは気分良いです。楽しいな~って思います。

 

診の部分を白ジェリーロール10で塗りつぶします。線が遺るように、線の内側を塗ります。いつものペンの使い方(線)ではなくて、レイヤー(面)として使う方法ですね。

ジェリーロール10はインクがたっぷりサラサラでます。乾くのに時間がかかるので、気をつけて。乾ききるまではうっかり描いてる手があたらないように。

一粒一粒を塗っていく、愛おしい時間です。味わってくださいね。

 

次はフラックスの葉っぱのつけね、大きな葉っぱの周り、などに鉛筆でシェーディングです。葉っぱの中は鉛筆で塗らないで、周りの端っこをふんわりさせる程度に。あまり黒くしたくない場所には、サッピツについている鉛筆の粉をこすりつけるだけでも、けっこう効果があります。

白チャコールでハイライト。アクセントみたいに。

更に青チャコールで色味を。

チャコールや鉛筆を使う順番は、他のタイルでは他のやり方をしてらっしゃいます。

2色のチャコで描いて、一緒にサッピツをつかうとか、一つ一つ描いてぼかして、また描いてぼかす、、とか。自分のやりたい方法で大丈夫。

青の色味を大事にしたい、、とか、白で強調したい、、とか、鉛筆のグレーで重量感を持たせたい、奥行きを表現したい、、、同じタングルで描いていても、人によって表現したいポイントが違うと思います。ので、シェーデイング、ハイライトはその気分、仕上げたい雰囲気によって変えてよいです。

モリーさんは今この白いブロンクスチアーをひきたてたくて、青を足されました。

 

白のジェリーロールがすっかり乾いたら、ブロンクスチアーの実にシェーデイングします。鉛筆のとがった先を使うとひっかいてしまうので、鉛筆の腹を使ってくださいね。モリーさんは実の左端と右端に線状に影を入れられました。

そして、あちこち調子をみて、必要な場所にチャコールや、ペンを足します。仕上げの作業です。

 

とてもオーガニックな雰囲気の美しいタイルですね!

 

f:id:midorish:20191216115225j:image

↑今日の私のタイル。

台湾でのゼンアゲインで、タイルをパソコンに取り込んでアプリで展開して楽しむ というのをやりました。

f:id:midorish:20191216115328j:image

ウィリアムモリスの布のデザインが元になったアイデアです。

f:id:midorish:20191216115335j:image

ステキ!こうしてみるととても面白いです。

私が使ったアプリは↓です。

f:id:midorish:20191216115558p:image