ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

まだ終わらないゼンアゲイン

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ゼンアゲインで出された課題、オーパスタイルという大きなタイル。描き足しました。

よくご覧頂くとお分かり頂けますが、これ、裏を使うアイデアです。それというのも、オーパスタイルの裏面にはグルリと周囲に美しいカリグラフィーでたくさんの言葉が書いてあるんです。

Relaxing Mindfulness Intriguing 

Perspective Misterious などなど。ゼンタングルに関する特徴的な言葉。

Simple シンプルがあるかと思えば complicated 複雑 もあります。

単語をどう読み解くか、はそれぞれの人に任されている、と思います。

この言葉の意味を、ゼンアゲインの思い出と共に反芻して考えて過ごして欲しい、という主催者の気持ちを感じます。

 

ゼンタングルのロゴの四角。この四角の意味についても、リックさんからお話がありました。

これ、口の字。入り口出口の口、なんだそうです。それは、門、ゲートを意味しています。

心のドア、ゲート。

アートは創造性が心のドア、ゲートを通って出てきた結果。

 

今回リックさんとお話して、私が印象的だったのは何度もTrustという単語が出てきた事です。

それぞれの人の中にあるものが、値打ちあるものだと信じる。

それが心からゲートを通って出てくる時、何かが起きる。その事を信じる。

大きな松の大木が、小さな種からスタートする様に。

大きな大きなインダス川が、一またぎの源流からスタートする様に。

大きなダムの決壊が、小さな小さなひび割れからスタートする様に。

一枚のタイルを生徒さんに描いてもらう。それの積み重ねがきっと何かをつくる。

リックさんを見かけて、廊下でお話したにもかかわらず、あれこれと例を挙げてわかりやすい様にお話してくださいました。ありがたかったです。

とても、力づけられました。

 

ゼンアゲイン全体を通して、リックさんとマリアさんから、直に心のこもった言葉を彼らの声で聞くことができました。

プロビデンスでのセミナーの時は、まだぼんやりとしていた私のゼンタングル観を、お二人の言葉を聞く事、アジアのCZTと話す事で確かにする事ができたと思います。

 

今回の体験は大変貴重でした。忘れないように、描いたタイルと、メモをジャーナルにまとめています。

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書きたいことがいっぱいで、描きたい事もいっぱいで。

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香港からの参加、レインさんとリンさん、史絵さんと4人でトラベリングしたタイルを貼って、周りにもタングルしました。

 

帰ってからも、呆れるくらい毎日毎日ゼンタングルで埋まってます。描いてればごきげん。

それくらい、今回の旅は私にとって大きな意味がありました。

これからも、ポロポロ ゼンアゲインの話を書くと思います。

飽きずに、読んでね。

長い文なのにお付き合いくださって、ありがとうございました。(^^)