pp11 day3 クレセントムーン
ゼンタングルプロジェクトパック11 3日目はファイタイルの裏を使います。
裏には美しいフィボナッチ螺旋が印刷されています。
リックさんがこの螺旋に沿っててんとう虫を並べていかれます。
フィボナッチ比率の長方形は、短辺に合わせた正方形を嵌め込むと、残った長方形がまたフィボナッチ比率になっていきます。段々小さくなる正方形に合わせて、てんとう虫も段々小さくなって行って、、、ゼンタングルのロゴマークの四角でストップします。
これにオーラを描きたします。気持ちよく描ける、同じ方向に同じ筋肉の動きで描ける様に、タイルを回して線を描きます。
オーラを描き重ねると、気持ち良いメディテーション効果が現れます。
「世界のどんなことも忘れて、ただ綺麗なオーラが育っていくことに集中できる」と、マリアさん。オーラはすでにある形と同じ形に線を描きたしていくだけなので、「次はどうしよう」とか「どこまで描こう」とか、考えないでただただペン先に集中して繰り返せば良いのです。
「小さな紙の上だから、すぐに描き終わります。急がないで良いですよ。」「急ぐよりも、途中で置いておいて別の日に仕上げる方が良いですよ」
と、ゆっくり集中を味わう様に促してくださいます。
オーラがぶつかってくると、この先の書き方には色々なバリエーションがあります。どんな書き方で進めて行っても構いません。
「楽しんで、自分が作っているものと対話して」とリックさん。
ペンで一筆加えるごとに画面は変化していきます。その時々で「よし、こうしよう」とか、「こっちに書き足そう」とか、
Your lines belong to you.あなたの線はあなたのものです。
タングルの描き方はこうですよ、ここにこのタングルを描きましょう、とリードされて、でもそれぞれの人で違いが出てきます。それを楽しんで、自分のアートを作ってくださいね。と、いつも二人は励ましてくれます。
「ひまわりの花びらが21枚じゃなくて22枚だったみたいに」と、準備編でのエピソードですね。21枚のはずのひまわりの花弁が22枚で、でも美しい。原則通りじゃなくて、違ってても大丈夫。自然がそれを示してくれています。
プロジェクトパックの度ごとに、PRIMER vol1の本の中でも、CZTセミナーでも、Zen Againでも。繰り返し伝えられるのは、それぞれ自分のアートを作って良い、ということ。
丁寧にペン先に集中することで、素晴らしいメディテーション効果が得られること。そのために 紙を回して同じ筋肉を同じ様に使って、先を心配しないで、失敗を恐れないで、楽しく描く ということ。
同じことを、何度も繰り返して二人の声で聞くことで、私は本当に安心してこの小さな紙の上で伸び伸びと遊ぶ事ができます。そして、とても気分よくなります。
ゼンタングルって面白いなあ、と、その度思います。
さて、リックさんは鉛筆でシェーディング、そしてパステルチョークで外側にゴーストタングルを加えられました。「なんとなく、あるけどはっきり見えない」ゴーストタングルの入れ方は色々あります。鉛筆で描く、とか、グレーのペンで描く、とか。パステルチョークで描いて、ぼかす。というのがリックさんのテクニックです。
私は白のジェリーロールで描いて、その上にパステルチョークを伸ばしました。
はっきりさせたいところに鉛筆、パステルチョークで描きたします。このテクニック、白の紙の上でやると自分の描いた線が見えにくいので、ちょっと描きにくいです。
色を入れる前に迷いました。これ、色なしで終わってもとても綺麗だと思ったので。
写真を撮っておきました。このままでも好きです。