ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

project pack 08 day 2

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ゼンタングル本部からYouTubeで配信されるプロジェクトパック08今日は2日目です。昨夜遅くに配信されてましたね。

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リックさんが描いていらして、マリアさんが隣でお話されてます。リックさん、ちょっと鼻声?

三角白タイルを、アプレンティス黒タイルの裏に当てて、形をとって、角を目安に3本切れ込みを入れます。角度が揃わないように。

切り込みに三角タイルを差し込みます。裏からテープで貼って固定します。面白い6角形ができます。

リックさんは「セットに入ってないけど、たぶんどこかにあると思うから」と、黒のピグマ01で六角形の真ん中あたりに点を打って、角から線をひかれました。三角が6個できます。

だいたい真ん中あたりで良い、きっちりしなくて大丈夫。とおっしゃってくださるので、私はのびのび描く事ができます。子供の頃、自分はキチンとした人間だと思い込んでいましたが、今「ちゃんとしないとダメ」とか、「キチンと測って」とかが、本当に苦手です。ゼンタングルはゆるゆるしてるところが、私にピッタリ!です。

 

三角の中ほどに(だいたい真ん中に)ジェリーロールで丸を描きます。角から丸にカーブを。これはウェルというタングルの三角形バージョンです。隣り合う三角は鏡合わせにウエルをならべましょう。タイルを回して。

レテイキュラ アンド フラグメンツという言葉が出てきます。網目(レテイキュラ)とその網目に入って並ぶひとつづつの断片(フラグメンツ)というゼンタングルのアイデアです。ひとつづつの断片を無心に繰り返して描くと、思いがけない大きな模様が表れます。今回のウェルの並びでは、鏡合わせに並べることで面白い形が合わせ目にでてきます。(メタパターン)鏡合わせでない並べ方だと、また違う表情がうまれます。

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花びらの様に、カーブした線を描き足します。「オーストラリアの花みたいね。」とマリアさん。可愛い花で、ちょっとだけ黄色くて、、、と。リックさんがもう1本カーブを足されます。花びらがちょっとめくれてるような可愛い形です。

ペンで塗って。真ん中の丸は別の色で塗ります。

また黒ペンを取り出して、中のひし形と端の三角をぬりつぶし。01ペンでの塗りつぶしのプロセスを楽しんでね。と。

「またずるっこしてるわね。」と茶化すようなマリアさん。この二人は本当にいつも仲良しですね。白のジェリーロールを使い始めたリックさんへの言葉です。白のジェリーロールは今回のプロジェクトパックのセットには入っていないんです。 おおらか。

リックさんは白で花びらに丸を並べました。きれいです。

黒の塗りつぶしの上にも小さな丸を。とても集中しますね。

次の画面で、急にホリバーが出てくるのでちょっとびっくり。

切り込みに沿って直線をひいて、ホリバーを描いておられますね。

ホリバーを描いたのと同じ色のペンでホリバーに細いオーラを足していかれました。

直線を描きやすい方向にタイルを回してくださいね。リックさんは上から下がお得意のようです。

線が曲がっても大丈夫。いつも同じ角度から描くと、同じように曲がるから。きれいなテクスチャーになるから、心配しないで描いてね。直線のオーラを繰り返して描くのはよい練習ね。 とマリアさん。直線苦手な私は大いに励まされます。

 

白い花びらの中に鉛筆でシェーデイング。ほんの少し鉛筆で描いて、それをサッピツで紙の目に押し込みつつ、伸ばす感じ。サッピツは斜めにして使ってくださいね。

ここでマリアさんが良いことをおっしゃってくださいました。「先生はそれぞれ別のアイデアで自分のタイルを描きますからね。ある人は濃いシェード、ある人は軽いシェード。あなたはそれを見て、自分の作品をどうするか、自分で決めてね。」

リックさんが重ねて「同じタングルをマリアが描いて、モリーが、マーサが、ジュリーが、みんなそれぞれのスタイルで描いてる。それが素晴らしい作品を作る。」と。

ゼンタングルのこういうところが、私は大好きです。自分で考えてね。先生のスタイルはみんな違うからね。1枚のタイルを描くスタイルだけでなく、生活の中のこと全部、自分のことは自分で感じて、考えて、決めてよいのよ。って、励まされている気持ちがします。

リックさんはホリバーの重なりを強調するのに、ホリバーのテープの重なりにシェーデイングを足しておられます。で、反射が気になる、、と。鉛筆で黒いタイルにシェーデイングすると、ちょっと光るんですね。それの対処法として、別の紙に鉛筆をこすりつけて、そこからサッピツで粉を取り、タイルにのせる。という方法を紹介しておられます。新しい三角タイルで!いや~そこは要らない紙、裏とか。でよいでしょう。

サインして、完成。

 

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さて。お手本と同じでなくても大丈夫。なので、私はちょっと変えました。

黒ペンで塗りつぶしの時に、ハッチングみたいになるのが面白いな、、、と思って。

お花の場所の外にも同じように見える場所を。真黒な地を残した部分も。対比がきれい。

ホリバーのテープもちょっと太く描いて、中に模様を。楽しかった!です。

明日が楽しみです。