ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ゼンタングルで不安軽減

27日のアメリカのゼンタングル本部からのニュースレターに嬉しい記事が。

 

ゼンタングルには不安を軽減する明らかな効果が認められる、という実験結果について書かれています。

CZTでもあるMiller医師が、医学生30人を対象にゼンタングルの2時間のワークをしてもらい、その前後にBAI という方式で不安を客観的に測定したところ、不安の軽減効果が認められた。という事です。

これまで、強い不安を持つ方への治療には心理療法や、お薬が使われてきましたが、これに代わってアート、という選択肢が提案される日が来るかもしれません。

 

ゼンタングルをすると気持ちが落ち着いたり、不安が和らぐ、という事は体験的には知っていましたが、こうして医学的に発表されると説得力を感じますね。

治療が必要な病に進む前の、効果的なリラクゼーションの一つとしても有効だと思います。

 

7月から、滋賀県立総合病院のリハビリ病棟でゼンタングルワークショップをさせて頂くことになりました。

リハビリがお休みの日曜日の、希望者対象のリラクゼーションです。

リハビリ科には様々な症状の患者さんがおられます。楽しみの一つとして取り組んでいただけたら、、と思ったのですが、このニュースを読んで、患者さんの抱えておられる不安の軽減にもお手伝いできるかも!と、思いました。

 

4月、5月、新しい環境で緊張や不安でちょっとしんどい人にもゼンタングルで楽になってもらいたいです。