ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

project pack 08 day3

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プロジェクトパック08の3日目。マーサさんの提案はクラゲトリポリです。可愛い。

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トリポリは三角を描いて、一つの辺にオーラして、それを一辺として次の三角を描いて並べていく、というタングルです。これを丸く並べます。三角の数は5個でも6個でも構いません。

オーラでできた三角のすきまにポコンと丸を描き足します。蓋をするみたいに。

マーサさんがお子さんと水族館に行って見たクラゲがイメージのもとになっているそうです。

セットに入っているペンの色を変えつつ、いくつでも描き足していって、重なっている感じにしても良いです。好きなところに描き足します。

「キチンとした三角にしないで描いてます。というのは、水の中でクラゲが動いてるみたいな感じにしたいから。」と、マーサさん。どんな表現をしたいか、で、タングルの描き方は変わりますね。

タイルを常に回して、描きやすい向きにしてください。マーサさんもクルクル回しておられます。ひとつには、ジェリーロールは乾くのにちょっと間がかかるので、手でこすって汚さないように気をつけてる。という理由もあるそうです。

「できあがりがどうなるか、計画せずに描くのはとてもリラックスできる。」とおっしゃってます。クラゲトリポリをただただ描き足していく、のは気持ちが落ち着きそうです。

 

マーサさんは、黒のペンでクラゲトリポリを描いたことがない、とおっしゃってますね。きれいな色のペンを見ていると、何かいつもと違うことをしてみたくなって、このアレンジを思いつかれたようです。

こういう心の動きに素直に従って 何か新しいことをやってみる、のは何かを創っていくときにはとても大切なことだと感じています。

綺麗なものを見たり、ステキな風景に出会ったり、それをきっかけに、自分の中が動いて何かの形で外に出したくなる。創造力、ってこういうことだと思います。

 

「冬のロードアイランドは寒くて雨が多くて、そんな時期にこんなに明るくてカラフルなアートが自分の前にあるのは、心の薬になる。」 っておっしゃっています。日本でも今コロナウイルスのことで、色んな心配があって、ちょっと気分が沈みがちですが、綺麗な色ペンを使って楽しく描く時間は、確かに心の薬になりますね。

シェーデイングを鉛筆で入れて、白チャコールを足されました。白で鉛筆の影がぼんやりしますね。

クラゲトリポリ、お花畑みたいです!

 

私はクラゲと聞いたとたんに、孫といった水族館を思い出しました。

クラゲの水槽は周りが暗くて、そこだけぼんやり明るくしてあって、とてもきれいでした。、、、という印象を表現したくて、3日間のアイデアを盛り込んで1枚のゼンダラを描きました。


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3日間に描いたタイルたち。明日も楽しみですね!