project pack 08 Day6
ゼンタングルプロジェクトパック08 6日目。リックさんが描いておられます。
使うのはストリングが印刷してある白のゼンダラです。
まず、黒のペンでミ―トゥーというタングルを描きます。このタングルで画面を二つに分割して、片側を黒ペンで、片側を色ペンで描きましょう、という提案です。
セクション内側をオーラして、シャタックを描かれました。
シャタックは韓国の博物館で見た陶器に施してあった模様から着想したタングルだそうです。後の方でマリアさんも「着物の模様のよう」と言っておられます。青海波。アジア圏でよく使われる紋様ですね。
オーラで区切ることで、セクションを独立させてお隣とキチッと分けることができます。
私は、タングルが自然に変化して伸びていくように表現したい時や、自然な上下の重なりや立体感を表現したい時はオーラしないことが多いです。
額縁、ボーダーのように独立させたい部分、細かいタングルを隣同士に配置したいけど、ごちゃごちゃさせたくない時、などにはオーラが効果的です。
あと、ハギンズの様に上下の重なりを強調させたいタングルも、中に模様を描く時にはオーラしてから描く方が後が楽です。
お隣はナイツブリッジ。市松模様ですね。誰でも見たことがあって、描きやすくて、インパクトのある強いタングルです。
上の小さなところにはドウーダー。小さな面積にもうまくはまって悪目立ちしないタングルです。
ミ―トゥーの反対側には色ペンを使って描かれました。
シャタックの所、まず紫のペンで全体を塗りつぶして、乾くまでおとなりのナイツブリッジを描いて(これも2色を使って塗りつぶし)紫の上に青緑でシャタックを。
強い色だとこれで発色しますね。私は紫と黄緑を組み合わせたくて、試しに裏に描いてみましたが、紫の上に描くと黄緑色が濁る気がして、塗り重ねはやめました。
ナイツブリッジの四角の中にもそれぞれオーラを描いて華やかにされました。
シェーデイングは、まずミ―トゥーの部分に鉛筆で影を入れて、上下の重なりを強調されました。ペンの塗りつぶしの上は、サッピツが滑る感じがします。
リックさんは「鉛筆をサッピツの様に使う」とおっしゃってました。力加減で薄く、濃く描いて伸ばす感じ、でしょうか。
白チャコールはきれいに乗ります。シェーデイングとハイライトが入ると雰囲気が変わりますね。
今回のプロジェクトパック、サクラクレパス社のジェリーロールのセットをゼンタングルのパースペクティブで表現する、という探求、冒険?体験。だとこれまで何度か繰り返しておっしゃっています。今までこんな風に色のペンを使った描き方は紹介されていませんでしたね。
画面を半分に分割して、同じタングルを同じように配して白黒の世界と色ペンの世界を対比させる、というのはリックさんらしい試みだな、と感じました。
昨日のマリアさんは黒タイルの上に、何枚も何枚も作例を描かれて。こんなに準備して私たちを楽しませてくれるんだ、、と、お仕事とはいえ姿勢に感じ入ります。
今日のリックさんの提案は「半分づつで世界を分ける。」でしたが、黒ペンと色ペンを一つのタイルの上に同じように使う、、と、どうなるんだろう?と思って2枚目を描いてみました。
描いてみて、素直な感想は「黒ピグマで描くの気持ちいい!」です。
思った通りに描く事ができて、ストレスがない。色を使うのも面白いし、わくわくしますが、基本はやっぱり白タイルに黒ピグマ、かな。と。
一方で、こんなに絵画的な表現ができる。というゼンタングルの可能性の広がりに、すごいな!とも思います。描いてみたい。と感じる方は多いのじゃないでしょうか。
色ペンのワークショップをしたら面白いだろうな、と思います。私と描いてみたい方、お申し出ください。 ご一緒に、色ペンのゼンタングルワールドを探検しましょう!
やってみたい!という方が何人かいらしたら、ペンの輸入から考えてみようかな。
とはいえ今は、いくつかワークショップが中止になっています。早くコロナが収束すると良いのですが、、、。