マリアさんのブログ
ゼンタングル創始者の1人、マリアさんが書かれたゼンタングル本部のブログ。
https://zentangle.com/blogs/blog/whose-muse-is-whose
とても良いことが書いてあって、でもちょっと忙しくしてて日本語訳をお伝えできずにいました。
高鷲さんという方、昨年芳野かえ先生の講習会でご一緒して以来、仲良くさせて頂いてます。この方が「訳できました」と、お送り下さいました。
昨夜ミャウゼ搬出から家に帰ってきたら、ポストに入ってました(^^)
高鷲さんの訳と私なりの訳と付き合わせて、元がとても長い文章なのでかいつまんで、内容を以下に書きます。
マリアさんが、アートに目覚めたのは5歳の時、そのきっかけになったのは、ベッドの下に仕舞い込まれていた額装されたものでした。
それはアリスおばさんが両親の結婚50周年のお祝いに自分で作ったお話を美しく書いた作品で、1952年に描かれたものでした。
フランス語で書かれていて、小さなマリアさんには内容はよくわからなかったのですが、その美しさに一目惚れしてしまいます。
マリアさんは、その後しばしばこの作品の細部を観察し、文字を美しく描く事に魅力されます。これがマリアさんをカリグラフィーアートの世界に導きました。
アリスおばさんは、マリアさんのミューズ(創造性の源となる女神)でした。
今、この作品は彼女のスタジオに飾られていて、自分がどこから来たのかを、いつも彼女に教えてくれています。
彼女の芸術的な創造力の源になったものは、天才でも、プロの芸術家でも、名の通ったカリグラファーの作品でもありませんでした。
簡素で、慎み深く、材料も技量も限られた作者によって描かれた作品。しかし、そこには限りない愛情と、情熱がありました。
アリスおばさんが自分の両親に贈った作品は、マリアさんの人生の道標になったのです。
あなたの作品が、どこかで、誰かの人生に関わる事だってあるかもしれません。お友達の家でたまたま見かけたり、レストランで人の肩越しにチラッと見えたり、5歳の子供が初めて出会うタングルになるかも。
それは、ある認められたレベルの作品でなければならない、なんて事はないのです。
ダ•ビンチや、レンブラントや、ピカソの様に描く必要はないし、似た様に描く事ができたとしても、それは模倣じゃないでしょうか?あなたの作品はあなたにしか作れないのです。
あなたの作品が、いつどこで、誰かの生涯を通して深く琴線に響くものになるか、誰にも予測できません。
ですから、待ってないで、創りましょう!
あなたの、ミューズは誰ですか?