ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ガンと、私と、ゼンタングル

 

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自分がガン告知されてから、1年くらいの間のことをうまく伝えられません。

多分、自分でも感情にブレーキをかけて、飲み込まれない様に制御しようとしていたのだと思います。

でも、この間の感情をうまく伝えられないと、今私がやろうとしてること  「ガン患者さんにゼンタングルを伝えたい!」が、どこから生まれてるのか ちゃんと他の人に伝わらないと思うので、ちょっとづつ 書こうと思います。

果たして誰がそんなの読みたいのか?読んでくれるのか?謎ですが、、、とりあえず、やってみます。

 

2015年、秋、分子標的薬でガンを小さくする。という治療が試みられて、2週間入院しました。

入院中、日中はパジャマじやない部屋着っぽい服を着て過ごし、就寝前に着替える様にしてました。パジャマは気分が下がるので。

ベッドに居なくても良い時間は、共同で使える食堂みたいなところで、イラスト描いて遊んでました。今日のイラストはその1枚目です。

べそをかいてる猫は私です。

その時は「入院してても絵を描いてれば家にいる時と変わらない」って思い込もうとしてました。実際、それほど落ち込んでもいなかった、、、様にふるまってました。

でも、今この一連のイラストを見ると、泣けて泣けて仕方ないのです。何ででしょう?

気持ちをうまく言葉にできないので、絵描きになりました。そういうことなんだと思います。

 

早く良くなってね、って、小鳥が寄り添ってます。ありがとう、私の周りにいてくれた人たち。家族も、先生も、看護師さんも、友達も。