子供の頃みたいに
アメリカで行われるcztセミナー、この6月には30と31が行われて、一気に日本人のcztが11人増えました。
この中でも、渡米前から連絡を取り合って仲良くしてきた成冨史絵さん。帰国間なしに活動を始められて、エネルギッシュに次々とワークショップを展開しておられます。
夏休みに、小学校でワークショップされた様子が、ブログに書かれてます(転載許可頂きました)
https://shie.localinfo.jp/posts/4600992
子供達、楽しそうですね!
15年くらい前まで、自宅で子供絵画教室を開いてました。このクラスは実に自由で、材料を揃えて「今日は、こんなのやってみようか?」
で、子供達がそれぞれ好きに始めて、様子を見守って 困ってそうな時、助言する、、みたいなクラスでした。
子供達が楽しすぎて、なかなか帰らなくて、
うちの子達が 「まだみんな帰らないのかな、、」て、ヤキモキしてましたね。可愛かった。
のびのび 描くことを楽しんで、あー面白かった!といって、帰っていく。みたいなクラス。
ゼンタングルのクラスと似てますね。今思えば。
でも、高学年になると「見えるものをそのまま上手に写し取りたい」という欲求が子供の中にも芽生えますし、いわゆる写生の時間も増やしました。
写生となると、訓練が必要で「.見たものを正確に写し取る」 を目指すと、好きに自由にやって良い、、という訳にはいかない。
運動と同じで、訓練すればできるようになるし、できた時の達成感もあります。何枚も描いて、ふと振り返ると、自分描ける様になってる!前より上手! だけど、この「嬉しさの来方」が、地味?なのが美術。
例えば、逆上がりできなかった子が、ある時 できた! ていう爆発的な喜びと、ちょっと「嬉しさのやって来方」が違う、、、じわじわっと、来る、、みたいな。
例えば、サッカーチームで、試合して勝ったり負けたりしてチームメイトと喜んだり悔しがったりする、のとも違う。描く事は、基本一人ですから。一人で「自分できるようになってる、、」と、納得する。
良い先生がいらしたら、そこを拾って褒めてくれたり、励ましてくれたり、他の子と喜んだり、、してくれるかもしれませんけど。
多くの人が、描くことから遠ざかるポイントが、このあたりにあると思います。
子供の頃は描くの好きだったんだけどな~いつのまにか描かなくなったな、、、ていう人、多いと思います。
「見たものを正確に描かないといけない。」
「お手本通りに描かないと減点。」
「間違えたらカッコ悪い。」
ゼンタングルには、これらがありません。自由な発想を すごいね!て、褒め合う、シェアし合うのがゼンタングルマインドです。
間違えたら、チャンス!新しく別のイメージに作り変えられます。
間違えた!て、自分ではすごく気になってしまう部分が、逆に目を惹くポイントになるなんて事、しょっちゅうです。
あるいは、間違えた!と思った場所、そのまま置いといても構わないんです。多くの場合は、そのまま置いといても、後で全体が出来て来たら、ぜーんぜん気にならない です。
なので、子供の頃のように、のびのびと、描くのっておもしろーい! と、楽しんで下さいね。
ゼンタングル、面白いです。
面白さを伝えに、明日は福井に行きます。