カラーインクのゼンダラタイル
毎日暑いですね。暑中お見舞い申し上げます。青い涼しげな作品ができました。
このタイルは、以前芳野かえ先生のワークショップで、カラーインクを垂らして作った、最後の一枚です。
大切にとってありましたが、ついに使いました!暑いのできれいな青を見て描きたくなりました。
白く残った地の色の箇所が 羽のように見えたので、ドローイングスを描きました。青の箇所に、リキシティを、お花?みたいにまとめて描こうと思って、出来上がったら水草みたいになりました。
外側にぐるっとバーディゴーを描いて、白の残った箇所に、スプリンクルを描きました。スプリンクルは、これまであまり描いたことのないタングルですが、ちょっとキャラクターぽくて、可愛いです。帽子を被った青虫さん?ヘビさん?みたいで。
最後に残った白地にムーカを入れました。
流れるような線を引いて埋めたい時、ムーカは本当に頼りになりますね。
ドローイングスの内側にちょっと濃いポイントがほしくて、ディーバダンスを入れました。
このディーバダンスを入れた事で、リキシティとドローイングスが自然に繋がりました。
白のチャコールペンシルでドローイングスやリキシティにハイライトを入れました。
水彩色鉛筆と鉛筆でシェーディングして、出来上がり。
爽やかな一枚になりました。
ドローイングスはdrawingsと書きます。draw描く+wings 翼 の造語だと思います。翼ですが、こんな風に使うと、波?水しぶき?みたいにも見えますね。
ムーカも水草、ムーカの中に散りばめたティップルも、水の中の泡か、水滴みたいに見えませんか?
信じてもらえないかもしれませんが、描き始めに、水をイメージしようとか、全く考えないでスタートしました。
きれいな青で、意識下で水のイメージに繋がってたのかもしれませんが。
何となく、ここにこのタングルを入れたいな、、を繰り返して、できてみたら、水草?波?みたいな。
ゼンタングルでは、こういう事が多いです。
具体的な何かを描く というわけではなく、何となく描いていくと、何かのイメージに見える、みたいな。
ゼンタングルは具体的な何かを描く絵ではなくて、抽象画です。画面に上下もなくて、タイルをグルグル回しながら描きます。回しやすい大きさ、というのも考慮されています。
なので、色んな物に見えるし、あの時はこんな風に見えてたのに、おや?今日こっちから見たら別のイメージ、、ていう面白さもあります。
裏にラインが3本引いてあるので、サイン、日付と、コメントを描くと良いです。水中のイメージになった、、て書いておいて、冬に見直したらまた別のイメージに見えるかもしれません。
その時の自分のコンディション、気分でも別のイメージに見えるかもしれませんよ。