プロジェクトパック06:5日目
プロジェクトパック06、終わってしまいました。が、まだ5日目のを描いていなかったので。この回は、補足で書きたいことがいっぱいあって、ブログアップが遅れました。分も長いですが、読んでみてね。
ジュリーさんの動画です。
ジュリーさんは、マリアさんの隣人のお嬢さん。
「間違いも失敗もない」というのは、ゼンタングルアートの上だけでなく、人生においてもその通りです。ということを、ご自分の経験談を通して語っておられます。
大学生の最後の年に、保険会社で働く事がきまっていたのに、大学の授業のスケジュールに問題があって、働けなくなってしまった。そのことをお母さんに電話したら、お母さんがマリアさんの家にいて,たぶんワインでも一緒に飲んでいて。マリアさんが「じゃあ月曜日に来て」とそのままゼンタングル社で働く事になった。というエピソード。
保険会社で働けなくなった!という、思いがけない出来事がなければ、それまで考えもしなかったゼンタングルでの仕事をする、という展開はなかった、ということですね。
こういうことって、生きてると時々おきます。
何かわからないけど、色んな偶然が重なって、導かれるように思いがけない展開になる、という事。 「それが来てる」って感じたときに、思い切って乗っかってその結果を楽しむ。それにはちょっとした勇気が必要かもしれません。
ゼンタングルの小さなタイルで、その経験、、思ってたのと違うハプニングが起きた!→じゃあ、こうしてみようかな?思ってたのとは違うけど、、、→やってみたら、結構良いじゃない? という小さな経験を積み重ねる。これって、もっと大きな経験への予習になると思います。
人生で、何かうまくいかないことが起きた時。または、思いがけない展開に直面した時。思い切って、別の角度から眺めてみる。乗っかってみる。トライしてみる。ゼンタングルの小さなタイルでの経験は、その時に必要な勇気を育ててくれるんじゃないでしょうか?
さて。ジャーナル。
ジュリーさんは、黒いインクの場所を、ストリングで区切られたセクションのように扱うことを提案されてます。
黒インクのセクションには、プランタンを。このタングル、Printempus.発音はジュリーさんのはプリンテンプスと、聞こえます。フランス語でプランタンと読みます。この前マリアさんの動画ののINGも、時によってイングと呼んだり、アイエヌジーと呼んだりしてます。このように、結構自由な感じで呼ばれてると感じます。
プランタンには、部分的に太く描いて重さを演出する、ウエイティングという技法を施しておられます。後でシェーデイングすると、すごく重厚な感じに描けます。
白いセクションにはメルティングムーカ、溶けてるムーカ を描いてます。
これは、昨年11月にマリアさんが発表された、簡単なムーカ から、派生しています。
こちら↑は、ムーカがゼンタングルデビューした時の動画。ミュシャからインスピレーションを受けて生まれたタングルです。
これが↑かんたんムーカ。
簡単ムーカに似てるタングル↓ フラックスのマリアさんバージョンとムーカも、よく似ています。
PP061日目のムーカ、クルクルっと帽子をかぶって、スプリングルみたいになりました。
タングルは、いつでも自在に変形させて構いません。
なので、フラックスを描いてたら、ピョーンと伸びてムーカになった。もokです。
こんな風に描きたい、を最優先させて良いです。名前がないタングルを描いたってかまいません。
ボーダーも、ストリングも、タングルも、こんな風に描いてみたらどうでしょう?という提案です。ゼンタングルはそのメソッド全体で あなたの創造性を発揮してね。という応援です。タングルしてたら、楽しくなってあちこちに伸びていったり、増殖したり,
変形したり。大丈夫。
さて、動画。
メルティングムーカは、メルト溶けてるような、垂れ下がってるようなムーカです。
ジュリーさんは画面の白いセクション、上から下いっぱいにメルティングムーカを配し、その中にできた空間にシャタック、エンゼッペルを描きこんで、
白のまま残すところもあります。自分が「このバランスが好き、きれい」と思ったら、ぜーんぶを埋め尽くさないで余白で残して良いです。
シェーデイングで深みが増します。黒のインクの染みにそって、ムーカの上にシェーデイングされたのが面白いですね。黒い雲がかかってるみたい。
私の。ムーカはあちこちに跳ねまわって、賑やかになりました。