プロジェクトパック０7：8日目
ケイデントというタングルをグレーのスクエアタイルに大きく、1個だけ描きます。ケイデントは連続させて使うことが多いタングルです。今日は特別デコラティブなケイデントですね。まずブルーブラックのファインを使います。
①スタートの丸4個は、大きさがバラバラで構いません。バラバラな方が面白いかも。
②Sカーブでつなぎます。タイルを回して描きやすい方向にしてくださいね。長いSカーブは特に、描きやすい方向にしないとつらいです。
テイクオフ&ランド、滑らかに描きだして、滑らかに次の丸につなぎます。丸を半周位なぞる気分で。
③Sカーブにオーラします。先がくっつくSオーラです。動きが出て、タングルが踊ってるみたい、とマリアさん。
リックさんが「マリアはいつもタングルと会話してるように見える。」とおっしゃいました。線をひいて、ちょっと止まって見てるとき。マリアさんは「タングルが、次こうして、こうして、と語りかけてくる。」とおっしゃいます。
ゼンタングルメソッドでは、次にどうするのか？予測しないで描いていきます。次に何をしなければならないか、は、その時がくれば自然に分かるので、安心してペン先に集中して描いてね。とも。
何枚も何枚も描くと、タングルの性格がよくわかって「心から」描けるようになります。そうすると、タングルの方から「次こうして」と、話しかけてきてくれる、、、気がします。タングルと仲良くならないと。ですね。
④丸の外側も包むようにオーラします。
⑤オーラのリボンの内側を青ピグマ01でオーラ。内側を色んなアイデアで飾っていきます。
先ず最初に描いたリボンから描こうとして、、たくさん描いてあるのでどれだかわからなくなること、ありますね。大丈夫。間違えてても気にならないし。お巡りさんが来てワチャワチャ言ったりしないから。 と、こいういうおおらかさが好きです。
さやの中にパールが並んでるみたいな模様（パール一つ一つにニコニコスマイルみたいに線を描いてます。これ、きれいなアクセントになります）、
ナイツブリッジみたいなの（塗りつぶしの部分をつくります。バランスが良くなります。色だけじゃなくて。曲線と直線のバランスにも。とリックさん）
クロスしてるホリバー風、などなど、簡単なタングル、模様で埋めていきます。
金のジェリーロールで塗りつぶすのもきれいですね。
マリアさんがナイツブリッジを金と青の組み合わせにしたのは、なんだかエジプトっぽい！って思いました。ツタンカーメンのマスクを思い出しました。
金のジェリーロール、先がボールペンみたいになってて、インクがサラサラ出ますので、やわらかタッチで描いて下さいね。乾くまで待つのも大事。描きにくいとき、インクが詰まった感じのする時は、いらない紙にグルグルしてみてください。
それぞれの工程はとても簡単で、基本的なタングルで、シンプルで、、でもできあがるととても複雑に見える。その秘密は？というリックさんの問いかけに、マリアさんがバランスと答えておられます。
例えば3分の１込み入ったデコラティブな場所にしたら、3分の２はプレーンな簡単な場所に。3分の１暗くしたら、3分の２は明るく、、、みたいに、厳密じゃないけど構成するときに気に留めておくと良い。とおっしゃってます。
⑥シェーディング。青のチャコールで色味を加えた後、上から鉛筆で影を入れておられます。
鉛筆の影はリアリティを与えます。立体感。イキイキした躍動感も加えられます。丸の周りに吸い込まれるような影がついて、ペンだけのときとはがらりと違う表情が産まれました。
鉛筆でシェーディングした後、もう一度ペンで描き起こしされてますね。こうするとキュッと強い印象の線になります。丸のまわりに収束していく感じが強調されました。
白チャコールを加えると更に絹のような光沢が加わります。
とてもきれい！
動画の通りにかいてみるのも良い練習になるし、違うアイデアを足しても良いし、それぞれにいろんな楽しみ方ができますね！
