ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ゼンタングルプロジェクトパック04 9日目

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day9

すごく遅れましたが、全面埋めました。四隅だけまだだけど。

9日目のタングルはホリバーHollibaugh、キューバインCubine、ジップXyp、アルカスArukasです。

 

ホリバー、これも初めての講習で使われることが多い、基本中の基本のタングルです。

1本線をひいて、オーラするとテープ状になります。直線でも曲線でもかまいません。その後ろに後ろにテープを描き足していく。draw bihind 後ろに描く。この言葉もタングルの説明の時に翌使われます。リックさんはよくこれをホリバーファッションという言葉で説明されます。ホリバー風?みたいな。

 

キューバインはグリッドタングル。格子状に線をひいて、スタートします。

シェーデイングが効果をみせるタングルの一つです。

グリッドの次に、ひとつづつのマス目の角から角にななめに線をひきます。ひとつづつ角から角に。長い線で全体に引こうとすると、角から外れた片の途中に線を引いてしまいがちです。ゆっくり、一つ一つ描きましょう。

ボーリングのスコアの紙みたい、とマリアさんが言ってますね。マス目の角に小さな四角を描いて、黒く塗りつぶします。描きやすい方向に紙を回して、自然に手が動く方向でかいてください。

XIPと書いて、ジップです。少し離して、✖を描きます。Xをつないで細長い6角形にします。Xに重なる場所に小さなダイヤ型を描きます。

お皿のふちなどによくみられる模様ですが、直線だけで描けるタングルです。

もちろん、とオーラが描き足されました。オーラでぐっと模様がひきたちます。

小さな場所によく施される効果、としてリックさんはダイヤとダイヤの間をSカーブのオーラで埋めてらっしゃいます。直線でできた模様なので、Sカーブを、ということです。私は内側にもオーラして黒く塗りました。

 

アラカスは、モリーさんが雨鹿のサクラクレパス社の人と話しててできたタングル。だそうです。SAKURAのスペルを逆に並べて、ARUKAS。なるほど。

サクラのペンをとてもほめてらっしゃいます。創始者のお二人がたくさんの道具の中から最も良い、と選ばれたのがサクラクレパス社のピグマだった、って、日本人としては誇らしい気がしますね。顔料インクなので、染料インクよりにじみが少なく、インクが安定して出て、色もきれいで、描きやすいペンです。

さて、アラカスは少し大きめの丸から描き始めます。

そこに向かって線をひき、オーラ、おひさまピカーンみたいな、、、りっくさんはこの線をスポークと呼んでおられます。この後、丸に対するオーラ、スポークに対するオーラ、をホリバーテクニック、後ろに後ろに描き足していきます。

とても複雑に見えて、ドラマチックであるにも関わらず、描き方はとても単純な繰り返し。とてもゼンタングルらしいタングル、と言えますね。オーラノットと同じです。

いつ描き終えるか、自分で決めて良いです。

すべてのタングルについて、タングルの途中で何かと足しても良いですし、何も加えないで途中の形で完成させても構わないです。

自分の絵の中で、これが良い。と判断したらそこでストップしてかまいません。例えば、何かを書くとき小さく描きすぎて、ディテールが描きづらい、ごちゃごちゃになってしまう、そんな時途中までの形で完成に持っていく判断もアリです。

私は大きめのアラカスを描いて、右に小さめのを描いて、繋いでみました。

 

シェーデイング、ホリバーはテープに沿って鉛筆で影をつけて、さっぴつでぼかします。エッジをソフトにするように、鉛筆の粉を紙の繊維に入れる感じに。

この表現面白いですね。確かに、鉛筆で書いただけだと、紙のデコボコの表面に鉛筆の粉が乗ってるだけな感じですが、さっぴつでこすると紙の中に混じりこんでいく感じがします。ぼんやりと溶け込むような影が生まれます。

キューバインはグレーが入るといきなり立体感が出て、面白いです。