色絵とゼンタングル
出光美術館で、色絵の展覧会を見ました。
あるある!ゼンタングルの模様がたくさん。
文様は、土器の時代から脈々と繋がる人類の宝物です。
シルクロードを通って、エジプトのパピルス文様が変遷しつつ日本の唐草模様になった、と 昔東洋陶磁史の授業で習いました。
日本の色絵はヨーロッパで人気があったので、後にデルフトで よく似た(けど、日本人が見たらちょっと奇妙な)陶器が作られます。
文化は東西を行ったり来たり。
それにしても、日本の模様の細やかで 楽しくて、発想の自由な事!
この模様とこの模様、組み合わせるなんて、思いつかない!という斬新なデザインや、
文字を組み込んだ葦手文様や、小袖の人気模様を陶器にも取り入れちゃったり、カッコ良いのです。
今回の展覧会は、ポスターも可愛くてステキです。展覧会中のキャプションも、親しみやすくて、今の私達の生活と、文様文化が繋がってるなあ、って感じさせてくれました。