ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ともいき京都 ガン治療薬のお話

京都でガン患者支援の活動されている ともいき京都 さん。

がんの経験をともに語り 生きる知恵を育み支え合う場 という事で、月2回 第2、第4金曜日にイベントを開いておられます。

http://tomoiki-kyoto.net/activity/program.html

場所は京都地下鉄丸太町駅からすぐの、風伝館。京町家を改装したコミュニティスペースです。

 

昨日夜の部では 薬剤師さんによる 最新のガン治療薬のお話を聞くことができました。

ガン治療薬には 従来の殺細胞性のもの、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬と、大きく3種類あります。

 

私は2016年の手術の後、補助化学療法ということでシスプラチンを4クールやりました。

2017年鎖骨リンパ節への転移が見つかって 切除生検を受けました。これで一応体内にガン細胞は見つからない状態になりましたが、そこから毎日 分子標的薬を飲んでいます。

小さな副作用はありますが、幸い 投薬を中止しなければならないほどシビアなものではありません。

薬のおかげで再発、転移を免れているのだろう。と思いますが、経済的な負担も大きいです。正直 いつまでこの薬を続けるんだろう、、と不安にも思います。

皮膚や髪に出る副作用、内臓に出る症状で、明らかに以前とは生活が変わった事を、残念にも思います。普段は、そういう気持ちに蓋をして、できるだけ明るい方に考えて毎日を送っています。  私はまだ命があるんだから、贅沢言ってはいけない と。

 

ともいき京都さんに行くと、ここでは、こういう気持ちを聞いてもらえるんだ  と気がつきます。  それは、私にはちょっとした驚きです。

集まっておられる方々も、ガン治療を経験された方なので、励まされます。

自分がガンになって、しんどかった って、言える場所があると知っておくのは、心に良いと思います。