ゼンタングルプロジェクトパック04 3日目
このプロジェクトパックでは、タングルスピナーを作ります。ゼンタングルを描いて「次どのタングルを描こう」と迷う事があります。
ルーレットみたいにこのスピナーを回して出た目のタングルを描く、というのに使います。この描き方、レジェンドと呼ばれています。偶然に任せてタングルを決めていくので、より「出来上がりを予期しない」で、今自分の描くストロークに集中して描いていくことができます。
3日目は引き続きリックさんとマリアさんによるタングル紹介です。
スピナー内側からフローズ、フェスチューン、ワーディカル、トリポリです。
フローズは私の最初のトラディショナルタイルのワークショップでも描いて頂く事の多い、ビギナーでもすぐに描けるタングルです。グリッドの交差点に、ダイヤを描いて黒く塗りつぶします。
動画では内側にオーラを描いておられます。黒いダイヤの大きさによっても表情が変わる面白いタングルです。
フェスチューンは、点々をランダムに散らして、楕円で囲みます。点から楕円の線に向かって、曲線を描きます。この曲線で立体的な形に見えます。
リックさんが言及しておられますが、マリアさんは楕円のふち近くはペンに圧をかけて、点ちかくでは力を抜いてらっしゃいます。マリアさんは 自然にやってるの。と答えてらっしゃいます。この力の入れ加減で線に強弱がうまれて、より立体的なフェスチューンが生まれてます。
描いていて途中で隙間をもっと埋めたくなったら、点を描き足して増やして良いです。マリアさんもそうされてますね。
ワーディカルは、あまり描いたことがありません。ペンを上下に走らせるだけの単純なストロークですが、ここでもマリアさんは、下向けの線は強く太く、上向けの線は力を抜いて軽やかに描いてらっしゃいます。
最後はトリポリ。線を描く→2本描き足して三角にする→1辺にオーラ→2本描き足して三角にする の繰り返しです。三角を描くのを考える、というよりはオーラを気にして描いてね、と言ってらっしゃいますね。
これもフラグメンツとして使えるタングルです。たくさん並んだ三角の中に同じ模様を繰り返しれ描いていくと、いつの間にか別の模様が表れる、というメタパターンの面白さがありますね。
私は一番外側のセクションを塗り分けたので、半分づつ違う模様を描いてみました。
シェーディングと、白のチャコールでハイライトを入れて、本日はお終いです。