ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

ゼンタングルプロジェクトパック04 3日目

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Zentangle projectpack 04 Day3

このプロジェクトパックでは、タングルスピナーを作ります。ゼンタングルを描いて「次どのタングルを描こう」と迷う事があります。

ルーレットみたいにこのスピナーを回して出た目のタングルを描く、というのに使います。この描き方、レジェンドと呼ばれています。偶然に任せてタングルを決めていくので、より「出来上がりを予期しない」で、今自分の描くストロークに集中して描いていくことができます。

 

3日目は引き続きリックさんとマリアさんによるタングル紹介です。

youtu.be

スピナー内側からフローズ、フェスチューン、ワーディカル、トリポリです。

 

フローズは私の最初のトラディショナルタイルのワークショップでも描いて頂く事の多い、ビギナーでもすぐに描けるタングルです。グリッドの交差点に、ダイヤを描いて黒く塗りつぶします。

動画では内側にオーラを描いておられます。黒いダイヤの大きさによっても表情が変わる面白いタングルです。

 

フェスチューンは、点々をランダムに散らして、楕円で囲みます。点から楕円の線に向かって、曲線を描きます。この曲線で立体的な形に見えます。

リックさんが言及しておられますが、マリアさんは楕円のふち近くはペンに圧をかけて、点ちかくでは力を抜いてらっしゃいます。マリアさんは 自然にやってるの。と答えてらっしゃいます。この力の入れ加減で線に強弱がうまれて、より立体的なフェスチューンが生まれてます。

描いていて途中で隙間をもっと埋めたくなったら、点を描き足して増やして良いです。マリアさんもそうされてますね。

 

ワーディカルは、あまり描いたことがありません。ペンを上下に走らせるだけの単純なストロークですが、ここでもマリアさんは、下向けの線は強く太く、上向けの線は力を抜いて軽やかに描いてらっしゃいます。

 

最後はトリポリ。線を描く→2本描き足して三角にする→1辺にオーラ→2本描き足して三角にする の繰り返しです。三角を描くのを考える、というよりはオーラを気にして描いてね、と言ってらっしゃいますね。

これもフラグメンツとして使えるタングルです。たくさん並んだ三角の中に同じ模様を繰り返しれ描いていくと、いつの間にか別の模様が表れる、というメタパターンの面白さがありますね。

私は一番外側のセクションを塗り分けたので、半分づつ違う模様を描いてみました。

 

シェーディングと、白のチャコールでハイライトを入れて、本日はお終いです。