ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

zia 水彩絵の具

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一枚完成です。水彩絵の具の滲みを、そのままストリングに使いました。

使ったタングルは描いた順に、

ファイフ、クレセントムーン、ウェイボップ、ドローイング、ディーバダンス、トゥードゥルズ、ヌーム、ムーカ、ポークルートです。

シェーディングに、水彩色鉛筆を使いました。

鉛筆のシェーディングも入れて、シルバーのボールサインで書き足してます。トゥードゥルズの中にシルバーでミストを入れました。

 

ゼンダラタイル(この、丸いタイルです。)は、CDと同じ大きさです。公式タイルは公式スクエアタイルと同じ、イタリアのファブリアーノ社のティエポロという最高級の紙で作られています。ファブリアーノ社は、イタリアで750年続く紙の老舗だそうです。

最高級の紙を使うだなんて贅沢な、、私はこの古いカレンダーの裏で充分です、、、と、おっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、

良い紙はやっぱり、良い。です。

ピグマで描く時、筆圧で変わる線の表情をきれいに出せるのも良いところですが、私が一番良さを感じるのは、鉛筆のシェーディングの時です。

微妙な差をつけたい時、微妙な鉛筆の圧、濃さの違いを、力加減に忠実にうつしとってくれる、、感じがします。

さっぴつでぼかすと、きれいに馴染みます。さっぴつの作業と相性が良いです。

さっぴつでぼかして、更に上から鉛筆で微妙な陰影をつけても、紙の目がまだ生きてるので、きれいにより深くシェーディングを入れる事ができます。

薄い安い画用紙だと、同じようにシェーディングしても、この鉛筆の色の深さが再現されないんですよね、、描いてから 残念!て、思います。

それと、水彩絵の具を垂らして水を垂らすと、ふわぁ〜っと滲みます。吸い込みが良いのでしょう。この感じは、水彩画をやる人は、わかるかも。

残念ながら、ゼンダラタイルは日本では大きなところからは販売されていません。

アメリカのゼンタングル社https://zentangle.com/collections/shop

から通販で買うか、在庫があればcztから買えるかもしれません。あと、cztがゼンダラタイルのレッスンをされる時には材料で渡されるかもしれないですね。

 

上質な材料を使うのは、自分と自分が作るアートを大切に思う気持ちの現れかもしれません。

よく「公式タイルを使うときはむっちゃ気合いが入る」みたいな事を耳にします。

ね、良い紙と向き合う時は、特別に この時間を大切にしよう、て、気持ちが働くでしょう?でも、肩の力を抜いて描いてくださいね。

 

マリアさんが言ってらっしゃいました。

ゼンタングルは、ビーチで、落ちてる枝を拾って描いても良いの。でも、その時でも、たくさん落ちてる枝の中で一番描くのにぴったりした枝を拾うでしょ、て。

この世界で、ゼンタングルを表現するのに、もっとも適した材料を、一生懸命探して、今の材料にたどり着いた  のだそうです。

(その材料の中に サクラクレパス社のピグマが入ってるなんて、日本人としては、晴れがましい気持ちがします。さすがの日本品質!です)

だから、安心して、この最上の道具でゼンタングルできる時間を楽しみましょう。敬意と感謝を持って。

ああ、贅沢な時間を持てました!今日も感謝です!