ゼンタングル®︎はリック ロバーツとマリア トーマスの2人によってアメリカで考案されたアートメソッドです。簡単な図形を組み合わせ繰り返し描く事で、文字が描ける人なら誰でも美しい作品を創ることができます。  ZentangleのZenは禅。描く中で自然と集中し、座禅を組んでいる時のようなメディテーション効果を期待できます。 近年の研究で、不安の軽減に効果があることがわかりました。ヒーリングアートとしても注目されています。

midorish

猫絵描き、滋賀県在住、ゼンタングル認定講師、肺腺癌ステージ3Bサバイバーのふるはし美鳥が、あれこれ書いてます。

色絵とゼンタングル

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出光美術館で、色絵の展覧会を見ました。

あるある!ゼンタングルの模様がたくさん。

 

文様は、土器の時代から脈々と繋がる人類の宝物です。

シルクロードを通って、エジプトのパピルス文様が変遷しつつ日本の唐草模様になった、と 昔東洋陶磁史の授業で習いました。

日本の色絵はヨーロッパで人気があったので、後にデルフトで  よく似た(けど、日本人が見たらちょっと奇妙な)陶器が作られます。

文化は東西を行ったり来たり。

 

それにしても、日本の模様の細やかで 楽しくて、発想の自由な事!

この模様とこの模様、組み合わせるなんて、思いつかない!という斬新なデザインや、

文字を組み込んだ葦手文様や、小袖の人気模様を陶器にも取り入れちゃったり、カッコ良いのです。

 

今回の展覧会は、ポスターも可愛くてステキです。展覧会中のキャプションも、親しみやすくて、今の私達の生活と、文様文化が繋がってるなあ、って感じさせてくれました。